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HP Pavilion dv7(2010年冬モデル)の分解②

こんばんは、今日は先日に引き続きPavilion dv7の分解(モニタ取り外し)について書きたいと思います。
先日のエントリーではキーボードの取り外しまでを解説したので、今回はパームレストの取り外しからです。

まず、パームレストを取り外す前に光学ドライブを抜き出します。光学ドライブが途中で引っかかって抜き出せない場合は、マザーボード側のネジが外れているか再確認してください。
光学ドライブが抜き出せたら、隠れていたネジを外します。






次はいよいよパームレストの取り外しです。
隙間にピックを差し込んで、グイグイやっちゃってください。


 途中でパームレスト側からケーブルが3本落ちているので、それぞれキーボードのコネクタと同じように外してください。

パームレストが外れるとこんな感じになります。




ここまで分解すれば各種メンテナンスには不都合ないと思います。

マザーボード左上のシールを剥がしてコネクタを抜くと、ディスプレイが取り外せます。
今回の場合はヒンジが破損していたので必要ありませんでしたが、 ディスプレイを取り外す際にはヒンジ部のネジも外してください。





ちなみにディスプレイからは2本のケーブルが伸びています。
向かって左側から出ているのは映像伝達ケーブルなのですが、もう片方はWi-Fiのアンテナケーブルだと思います。

写真のようにマザーボード裏側で通信モジュール(?)らしきものに繋がっているので、これも外さないとディスプレイを取り外すことができません。


ただ、自分の場合はディスプレイを外した後に本体のみではWi-Fi通信ができなくなりました。
もしディスプレイを外して無線運用する予定のある方は、USBタイプのWi-Fiモジュールを購入された方がいいと思います。

メンテナンスが終わったら、元の状態に組み直します。
パームレストから伸びる3本のコネクタと、光学ドライブ裏のネジを忘れずに戻して組み上げてください。


これで今回の目的である「キーボード付きデスクトップ化」は成功しました。

もしdv7の分解に困っている方がいらっしゃったら、コメントにてご質問ください。
答えられる限りでお答えします。

※このブログはどの記事にも「免責事項」を記述していませんが、もちろん当ブログが原因で発生した損害については何の保証もできませんので、ご了承ください。

ちなみにdv7のデスクトップ化に成功したのはいいのですが、肝心の外付けモニタをまだ入手していません。
本当はワイヤレスでTVに接続できたらいいのですが、HDMIのワイヤレス伝送装置は値段が高いので今回は普通のモニタに有線接続することになりそうです。

今のところは壁面設置も視野にいれてIPSモニタがいいなーなどと妄想してはいますが、モニタに関しては中古も含めて検討している最中です。


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