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atikmpag.sysが原因で起こるBSoDの対策

こんばんは、今回は先日の続きでPavilion dv7のネタです。

結局あれからWindows10のインストールには成功したのですが、そこで困ったのが表題の「atikmpag.sysが原因で起こるBSoD」です。

PCを起動するとブルースクリーンに直行して落ちる→再起動を繰り返す症状が出てしまいました。

調べてみたところ、どうやら「atikmpag.sys」というのはdv7にも搭載されているRadeonビデオカードのドライバに関係するファイルのようなのですが、何回ドライバを当て直してもBSoDは解決しませんでした。
これを回避するには少しコツが要るようなので、今回はそんな感じでメモしていきます。

ちなみに今回の対策法は「Intel HD GraphicsとAMDのビデオカード(Radeon)を重複して搭載するPC」なら参考になるかもしれないので、dv7ユーザーでない方も是非読んでもらえるとうれしいです。

まず手順ですが、すでに再起動ループに陥っている場合は、再起動オプションからセーフモードでPCを起動します。
再起動ループに陥っていない場合も手順は同じです。

OSが起動したら早速AMDのドライバを完全に削除します。
その方法はコチラのブログさんに詳しく載っていたので参考にしてください。

AMDのドライバが削除できたら、次はメーカーのサポートからダウンロードしたIntel HD Graphicsのドライバをインストールします。
最新版のドライバが自動でインストールされている場合も、上書きでインストールしてください。

それからAMDのドライバは再インストールせずに再起動すると、今度は無事にOSが起動すると思います。

自分の場合はそれからAMDのドライバをインストールしていませんが、搭載されているRadeon HD5000チップは順調に動いているようです。
(というか一度だけ、Windowsの通知に乗せられてAMDのドライバを再インストールしたらBSoDが再発したので、同様の手順で直しました)

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