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パソコン工房のノートPC「Lesance NB P3534-SP」のCPU交換

こんばんは、自分がメインで使用しているノートPC「Lesance NB P3534-SP」のCPU交換に成功したので、今回は動作報告もかねて手順を公開します。

CPUの取り外し

早速、CPU交換の手順を説明します。
Lesance NB P3534-SPは構造が単純なので、メンテナンスの難易度はかなり低いほうだと思います。
分解する前には忘れずにバッテリーを外してください。


最初に裏蓋(HDDスロットではない方)を外します。
ファンの電源がマザーボードに繋がっているので、垂直に引き抜きます。


ヒートシンクのネジを3本とも外します。


ヒートシンクが外れました。
左上の乾燥したグリスが残っているのが換装前のCPU、Celeron B815です。


B815を外すためには左のロックレバーを回さなければいけないのですが、このレバーがバーコードの下に隠れているので、マイナスドライバーなどでゴリゴリとバーコードを剥がしてから写真の位置まで回してください(メモリやCPUを傷つけないように注意してください)。

CPUの取り付け


B815が外れたら、さっそく新しいCPUに換装します。
今回交換したのはCore i3 2350Mですが、もしかしたらソケットとTDPが同じCore i5 2450Mでも動作するかもしれません(BIOSが対応していない可能性も高いのでオススメはしないです)。
ちなみに2350Mはヤフオクで4,000円程度の相場で取引されているので、入手性が高く値段も安いです。


新しいCPUをソケットにハメたら(ソケットの上に置く程度の力加減で大丈夫です)ロックレバーを手前に戻し、銀色の部分にグリスを塗ります。
グリスは特に塗り広げたりする必要はないので、グリスの山の上にヒートシンクを置いて3点をねじで固定すれば、CPUの交換作業は完了になります。

最後にシステム情報を開いて、CPUがCeleron B815からCore i3 2350Mに変わっていることが確認できれば成功です。

自分のLesance NB P3534-SPはHDDを1TB、RAMを6GBに増設していますが、なかなか堅牢なPCなので購入から3年半が経った現在でも元気に稼働しています。


2350MはAmazonでも中古品が4,000円を切っているので、気になった方はぜひ!
Lesance NB P3534-SPに限らず、同じ製品ラインナップで2350Mを搭載しているモデルがあったPCならBIOSが対応している可能性も高いので、挑戦してみるのもいいと思います。

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